Windows 10 mobile には、Windows Hello (Beta) が搭載されています。(2016年3月時点)
今回の対象端末はLumia 950で、虹彩認証によるログインが可能です。
一応確認: 虹彩のこと
虹彩は、目の中心を囲んでいる部分、ひとみの周りの部分です。
この部分から一定の画像情報を抽出してパターン認証するのが一般的です。
iOSのTouch IDで利用する指紋は、寒天でも再現可能ということが言われています。これに対して虹彩の複製は、虹彩の高精細画像を印刷したコンタクトレンズや写真で再現可能とのことです。過信はしないことです。
設定方法
Windows 10 mobile では、[設定]の[アカウント]の[サインインオプション]で、利用者の虹彩情報を登録して、「ユーザーの虹彩を認識したら自動的に画面のロックを解除する」をオンにしておけば利用できます。
虹彩情報を登録するときに、自分の目が画面に映った状態を保つ必要があり、その時の距離感がその後の認証時の距離感になります。
登録時はメガネやコンタクトレンズを外すように案内されますが、慣れてくると(?w)メガネありでも認証してくれます。
実際、JiNS PCをかけた状態で認識してくれています。
さすがにカラコンはダメだと思いますが。。
なかなかデキるやつです。
いいところ
顔面認証と一味違うのは、マスクを着けていても大丈夫という点でしょう。
顔のつくり全体で認証するわけではないので、目がカメラから見えていればよいのです。
花粉症でも風邪でも、マスクを外さずに認証できます。
指紋ではないので、もちろん手袋を外すこともありません。
快適です。
あと、今使っているLumia 950の場合、暗闇でも認証できます。
どうやら、カメラ横で赤く光るLEDがミソのようです。
使っているのがIRカメラなのです。赤外線で判定するので、暗くても、メガネやサングラス越しでも大丈夫!という寸法です。
虹彩認識の詳細は、Wikipedia(ウィキペディア)などでお勉強できます。
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